土曜日。
起きると昼前だった。
ダラダラしてると、すぐに夜になった。
明日、親達が帰ってくる。
飲むとHな気分にならなければいいが、二人で飲んだ。
今日すると一線を超えそうな気もする。
今後の人生について話した。
俺の就職してからの話、親の自営業する会社。
お互いの結婚。
「彼氏と、どう?」
「別れそう。結婚する気にならない」
少し溜め息ついて続ける。
「今別れて、いい人見つけて…、次にその人の家族とかのことを考える…」
姉はグラスを傾けて父のウィスキーを少し口に含む。
「…私のこと説明して…、そこまでで付き合い始めてから見極める為に一年くらいかかるかな。そんなのメンドウだよ」
「姉さんモテるから、数人の男を手玉にとって、平行していい人探せば?」
「バカ。そんな器用なことできない」
俺は…。酒を一口飲み込む。ちょっと緊張して言ってみた。
「30まで結婚できなかったら、一緒になろうか」
「そうだね」
あっさりと流された。
俺の緊張はなんだったんだorz
しばらく雑談して、台所を二人で並んで片付けた。
「あのさ、さっきの話…」
「何?」
「あんたとだったら、明日にでも結婚できるね」
「明日は無理だけど…」
「めんどうじゃなくていい…」
無言で食器を拭く。
また姉が口を開く。
「三十まで独身だったらって話、約束しようか」
「はいはい」
「じゃあ、約束のキスしようか」
「…いいよ」
台所で並んでいたので、横向いてキスした。
初めてのキス。
一瞬で舌が入り込み絡む。
唾液にウィスキーの味が混ざってる。
キスだけ。
抱きしめたりもせず、お互い手は動かなかった。
深い口の感覚だけを味わう。
「うっ…」
息が苦しくなったのか、姉の声が出たところで口を離して終了。
5分も経ってないが、長いキスだった。
視線が合うけど、これ以上は進まない。
「もう寝ようか」
「うん」
二人で洗面所に入る。
もう、明日から両親も帰ってきていつもの関係に戻るのだろう。
姉は先に二階の部屋に向かい、布団を片付けていた。
「一人で寝れるから…、もういいよ」
「判った」
昨日は、もう最後に一回、一緒に寝れると思ったが、突然の終わり。
姉が暗い家にも慣れて、怖がっていないことにはもうとっくに気付いてた。
一緒にお風呂に入る必要も同じ布団で寝る必要もなかった。
惰性でずっと一緒にいたかったこともあったかも知れない。
寒い冬に二人で寝ると温かかったなぁ、なんて一人で寝て思った。
日曜日、駅まで両親を向かいに行ってたくさん話を聞いた。
行く途中の車の中でも、普通の姉弟に戻っていた。
姉との関係は半年後くらいに、一度舐めて欲しいと言われたくらい。
バイブは壊れて捨てたらしい。
お互いにイカせて終わり。
そんな関係が、2年は続く。
しかし、姉から自分の気持ちと将来のことを本気に考えた時、結婚を考えて付き合うか普通の姉弟に戻るか相談された。
就職して気付いたが、なかなか女性と出会える機会がない。
今後、姉ほど理解し合える人が現れるかどうか自信はなかった。
それは姉と同じだった。
ある休みの日、話があると両親と居間で話した。
報告すると、驚きと喜びの中に少しだけ複雑さが混ざっていた気がする。
特に父はかなり黙っていた。
その日の夜に、翌週に正装して挨拶するよう言われた。
固い人なのは知っていたので快諾した。
いつもより会話のない、重い一週間だった。
あんまり話は出なかったが、父は飲んだ冗談で少しだけ喋った。
「昔から娘の結婚式で俺は泣いてしまうとか、いろいろ考えたけど…」
そこで、思いに耽る。
多分、姉を引き取った時のこととか想い出してるのか。
少し可哀想になった。
が、次に俺の方を見て笑った。
「娘の連れた来た男を、心置きなく殴ることができるな」
こんなことできるなんて、俺は幸せだろう、と笑っていた。
はっきり言って、父に殴られたら無事ではすまない気がする。
次の休みに、スーツ着て両親と話した。
父は自分の思いを話した。
出生について少し差異のある俺達だけど、普通に育って、普通に生活して欲しいと言われた。
姉が嫁に行って、俺が嫁を連れてきて、幸せに生活して行く姿を見たいと言われた。
それは、叶わなかったけど、婚姻届出すだけでなく、普通に結婚式して生活して欲しいと言われた。
遠慮はするなと何度も言った。
そういえば、昔、大学の進学の際も奨学金を使おうとした姉に母は、父が悲しむから絶対に使うなと言われた。
遠慮しないで自由に決めろと言われたが、地元の大学にした。
俺は同じ大学にギリギリ受かったけど、両親からやはり遠慮してると思われ、少し複雑そうだった。
父は一応、道場で人生のウンチクを語るだけあって、まともなこと喋った。
尊敬して止まないが、八つ当たりか道場では俺に対する当りが強かった。
しばらくして、父は関係が新しくなるならお互いの呼び方を変えるように言って来た。
二人で居る時は好きなようにしていいけど、人前ではお互いを「さん」付けで呼ぶことになる。
慣れないが、本当に新しい関係になったような気がして、新鮮だった。
そのうち、二人でいる時も呼び合うようになった。
書いていて想い出したけど、姉とは血が繋がっていないとはいえ、
姉と性的なことをするという、近親者に対する嫌悪感はずっとあった。
読み返してちょっと暗い内容なのも、そういう嫌悪感からきてるかもしれない。
これが不思議なもので、父の提案は本当に的を得ていて、嫌悪感はかなり消えた。
デートしても海に行っても呼び方が変わると、雰囲気も変わった。
もう終わるけど以下、俺→ヒロキ、姉→エツコとしておく。
親への挨拶が終わるまで、エツコさんとは一線を超えなかった。
さすがに家では気を使うので、デートと称してホテルに向う。
初めてのセックスなのと、お互い久しぶりなのでちょっと激しくなりすぎた。
シャワーしてる時に、思わず押し倒してた。
エツコさんも堪えきれない様子。
生で入り口に当てる。
入り口はすでにヌルヌル。
なんとか止めて尋ねる。
「ゴムつけてないけど…いい?」
「いいよ。中で出さないでね」
一気に挿入すると、うめいた。
「うぅぅぅ~、あっ、あっ、あ~」
初めてナマでする感動。
少し動き止めて、キスした。
「あー、気持ちいい。初めてゴムつけないでしたよ」
「俺も。すごい感じるよ」
しかし、このままでは結婚式を孕んだ状態で迎えるかもしれないので、ゴムを付けるために一旦シャワーを終える。
エツコさんのきれいな体。後ろめたさがなく俺のモノになったと思うと、にやけてしまった。。
この日は、二人で狂ったようにした。
慣れてくるといろいろ提案があった。
「私は、ヒロキさんのセックスに満足してるけど、どう?好きなことしていいよ」
そんなこと言われて考えたのは、俺のあまり知らないチア時代だ。
さすがにユニフォームはないが、ポニーテールにしてもらい、練習着のようなものでコスプレした。
この状態でする立ちバックが最高だったけど、エツコさんは腰の位置が高いせいで安定しない。
ついつい、強めに突いた。
「奥までぇ…、当たってるぅぅぅ」
マンガのようなセリフがでてきて、笑いそうになったことがある。
「ヒロキさんの、長いんだもん」
と言われた。
ちなみに、エツコさんの高校の大会用チアのユニフォームは、個人持ちではなく大会直前に貸し出しだった。
これで彼氏からHなことを求められる場合が多く、絶対に厳禁。
部活にある伝説には、精液をかけられたユニフォームが見つかり退部になった部員がいるとかいないとか。
チアの練習は厳しいけど、部員には彼氏がいる率が高い。
男子達も性欲の対象として見ている部分があるので、部内にルールはあったようだ。
部屋を整理してると、どこからか出てきたか中学の時の夏服だけ出てきた。
使わないものは捨てると言い出したが、もったいない。
ノーブラ・ミニスカにしてコスプレした。
胸を突き出すと乳首の突起が透けるし、服も弾けそうになる。
それだけでイキそうだったけど、今はあまり使わないメガネを掛けてもらう。
昔の姉を見たような気分になり、思わず「姉ちゃん」と言ってしまった。
この頃は、騎乗位ですぐイケる動きを覚えていて、自分をコントロールできると言っていた。
事実、姉は奥までバンバン打ち付けるように動くと、2、3分で痙攣してイってしまう。
もともと、運動してたせいで腰の動きが凄い。
胸の揺れもマンガかと思うほど。下から見上げるのは絶景だ。
騎乗位から背面騎乗位に移動する時に、あまりに早く動いて捻り切られるかと思った。
奥まで入ってるから抜けないし、刺さる感覚が気持ちいいらしい。
一人で動いてイッた後、下から突くと「イク、イク」と止まらなくなる。
エツコさんは俺では恥ずかしくないせいか、いろんなこと要求してくるし、させてくれる。
そう言えば、両親が旅行から帰ってくる最後の夜のキスの後、きれいに終わったように思えて、部屋に戻ると俺は激しくオナニーした。
実はエツコさんも同じだったらしい。
式では意外な程、周りから祝福されて驚いた。
ついでに父の挨拶の出来にも驚いた。
両親の育て方と、姉があの日怖いホラーモノを観た事を、
感謝してる今日この頃です。



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